女性活躍社会を唱え、積極的に女性活用を進めてきた安倍政権であるが、結果的にはその功罪を比較すれば功よりも罪の方が多そうである。
別に、女性を重要ポストに登用するなとは言わないが、少なくとも女性というだけで優先的に重要ポストにつけるのはやめるべきである。
重要なのは性別ではなく能力である。
大臣などは、別に無能な者が就任しても、実質的には優秀な官僚が実務をこなすので、さほど害にはならない。
しかし、一般企業は違う。無能な者を重要な地位に据えると大変なことになる。
無能な上司が一人誕生すると、その下につく部下は全て能力を発揮できなくなる。これは企業にとっては大きなマイナス要因である。
企業経営者の諸君はくれぐれも「女性を管理職に抜擢せよ」という政府の要請に対し、良く考えず追随するのではなく、本当に能力のある者を管理職に抜擢するよう留意すべきである。