日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

今回の都民ファーストの勝利は、麻生内閣後の民主党勝利、野田内閣後の自民党勝利と同じ、肝心なのはこれから

今回の自民党大敗と都民ファーストの大勝利を見ていると、いつか見た景色を思い出さざるをえない。

 

一つは平成21年9月に麻生内閣時に実施された衆議院選挙での民主党の大勝利
二つは平成24年12月の野田内閣時に実施された衆議院選挙での自民党の大勝利である。

 

共に、政権が国民の失望を招き、どの政権でも今の政権よりマシという国民感情が招いたものである。

 

しかし、その結果はどうかというと、せっかく国民の期待を集めて成立した民主党政権が国民を裏切り失政を重ね、大きく国民の期待を裏切ったことは記憶に新しい。

 

民主党政権の後誕生した安倍政権は、経済政策の成功で順調に支持を集めてきたが、その行き詰まりに加え、独善的な右寄り政策の強引な実施により国民の不安と不満を招き今回の敗北に繋がった。

 

今回の都民ファースト勝利には、自民党以外ならどこでもいい、という都民の票が大きく貢献したことは間違いない。

 

次の衆議院選挙においても、自民党でなければどこでもいいと考える層の受皿となれる政党がでてくれば自民党が大敗する可能性は高い。

 

しかし、自民党でなければどこでもいいとしても、民進党共産党はその受皿にはなれない。

 

民進党は過去の失敗により対象外だし、共産党もまた共産主義に対する国民のアレルギーが強すぎる。公明や維新は自民党と密着しすぎている。

 

その意味で小池新党が国政進出すれば反自民・反安倍の受皿となれる可能性は高い。

 

但し、来年の衆議院選挙までの1年半の間にボロをださなければという前提つきである。民主党は政権奪取直後から様々な失政や混乱を繰返し早い段階で国民の失望を招いた。

 

小池氏と都民ファーストは後1年半の間、国民の失望を招くようなことのないよう身を引き締めることが重要である。