日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

粗雑な思考しかできないバカ麻生

麻生太郎財務相は23日の閣議後会見で、不摂生で病気になった人の医療費を負担するのは「あほらしい」とした知人の発言を紹介し、「いいことを言う」と述べた。

 

麻生については様々なおバカ発言があり、いまさら驚くことではないが、いつもながらその粗雑な思考力にはあきれざるを得ない。

 

こんな粗雑な思考しかできない男がいつまでも政府の重職についているのは日本の不幸である。

 

「不摂生で病気になったものは自己責任」という言葉は、それだけ聞けば尤もらしく聞こえ、今の若者受けしそうな言葉ではある。

 

しかし、これを現実に適用しようとすると、何をもって不摂生とするのかが難しい。

 

病気になった時に保険適用対象外の不摂生によるものと判断する基準が問題となる。仮に体重が標準値を20%以上超えていれば不摂生とすれば、不摂生をしていなくても体質的に肥満になる遺伝的要素を持った者が不利益を被る。そもそも太っていることイコールあせっ性とは言えない。

 

また、暴飲暴食や夜更かしによる睡眠不足を不摂生とすれば、誰がそれをどのように証明するかが問題となる。

 

「不摂生で病気になったものは自己責任」というのは簡単だが、不摂生であることの証明は難しく、それを公平に判定するのはほとんど不可能である。

 

財源不足を口実に、昨今なんでも自己責任と言って突き放す傾向が目立つが、ネット民の無責任な発言ではないのだから、少なくとも責任ある地位にあるものは具体的な方法や実施後の問題点まで考えたうえで発言すべきである。