日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

投資詐欺に簡単にひっかかる日本人の金融リテラシーの低さ

元本を保証したうえ、月3%の利率で配当金を支払うなどと架空の投資話を持ちかけて金をだまし取ったとして投資関連会社「テキシアジャパンホールディングス」の実質経営者銅子(どうこ)正人容疑者ら男女計10人を詐欺容疑で逮捕した。

 

「一口100万円出資すれば毎月3%の配当が支払われる」「1年後に元本を償還する」などとうその説明をし、出資名目で金を募り460音円を集金したといわれており、実際は運用せず集金した金を配当に回していた。

 

同種の事件は後を絶たない。なんでこんなものに騙されるのかと思うのだが、そう考える国民の1割程度は同じ詐欺に騙される可能性は高い。

 

その原因は日本人の金融リテラシーの低さにある。そもそも自分が誰を信用しているのか、自分の投資した資金はどのような仕組みで収益を生んでいるのか、この点を少し考えれば騙されることはないのだが、投資金が一度収益と共に返ってきただけで思考を放棄してしまう。

 

元金を保証するという約束は単なる言葉にすぎない。その者に資力がなければ元金は保証できないし、仮に資力があったとしてもその投資が実際に利益を生まなければいずれ破綻する。

 

また、何故そんなに高金利を払ってまで資金を集めるのかを考える必要がある。銀行で低金利で資金調達すればいいのに何故そんな高金利を払ってまであなたから金を集めるのか。

 

そこに合理的な理由がなければ投資すべきではない。