日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

N国党が躍進した理由

前回の参議院選挙でN国党の躍進を予言していたが(7月10日のブログ)、結果はご存じの通り一人当選して政党要件も獲得した。何故私が泡沫政党と見られていたN国党の躍進を確信したかというと、この党がNHKのおかしな制度をおかしいとはっきり指摘していたからである。

 

日本人は世間で普通に行われていることに対しては、おかしいと思っても口にださず、黙ってそれに従うことが多い。しかし心の中ではその不公平さに不満を抱いている。

 

NHKの受信料問題はその典型であった。技術的には既に見たい人だけが見る体制が可能だが、NHKはそれを拒否し、テレビだけではなくスマホやカーナビでもNHKが見れれば受信料を支払う義務があると主張し強引な勧誘を続けている。

 

また、地デジだけでなく見もしないBSに対しても追加で請求し、ケーブルテレビや光通信についてもNHKを排除して契約することを許さないだけでなく、今後はネット放送を実施しパソコンをもっているだけで受信料をとろうとしている。

 

これは誰が考えても納得できないことであり、受信料を支払っている層も含め、不満を持っていた。N国党の主張はこの不満のはけ口となったのである。

 

現在、N国党は無所属の問題議員を集め影響力を高めようとしている。戦略的には間違っていないが、この方針で支持を失う可能性は高い。いずれにせよ今後のN國党の動きと盛衰については研究に値する。