日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

政治家は本音を言う前に数秒考えよう

今回の台風をめぐる二階幹事長の「まずまずにおさまった」という発言がひんしゅくを買っている。この発言で今村元復興大臣の「まだ東北でよかった」という発言を思い出した国民も少なくないだろう。

 

2人とも正直な感想で発言当時本気でそう思っていたことは間違いない。台風19号については発言当時まだ死者の数も現時点ほど増えておらず、台風上陸前の報道と比較すれば風の被害も少なく思ったより軽く済んだと安堵した発言だったのだろう。

 

東北大震災については、誰が見ても同規模の地震が東京で発生すれば日本が崩壊することは容易に予想できる。

 

その意味で彼らの発言は決して間違っていない。しかし、地震や台風で被害を受けた国民にとってはそんなことは慰めにもならない。大きな被害を受けて苦しんでいるのに、東京でなくてよかったとか、思ったより被害が少なかったと言われれば腹が立つ。

 

政治家は本音を語る前に少し考える習慣を持つべきである。自民党議員は少し油断しすぎである。