日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

つまらない法律を作るから犯罪がうまれる。ウグイス嬢の日当制限など不要

河合案里参院議員(広島選挙区)と夫の克行前法相(衆院議員)の公設秘書や政策秘書ら3人が3日、広島地検公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された。

 

ウグイス嬢に公職選挙法で定められた日当15000円を超える30000円を支払った公職選挙法違反の容疑である。しかし、実際のところウグイス嬢を日当15000円で雇うことは困難であり、表には出てこないがほとんどの立候補者が何らかの形で15000円以上の日当を支払っているのは常識となっている。

 

日当制限以上の日当を払うことは買収に該当するというのが理由だが、そもそも立候補者の陣営のウグイス嬢や運動員は買収などしなくても応援する候補者に投票するのが一般的である。自分が投票しないような候補者の応援など真面目にはできないからである。

 

本来公職選挙法の目的は金の有無で選挙に極端な有利不利が生じるのを防ぐのが目的であり、そのしない目的からだけ言えば運動員やウグイス嬢の人数制限を実施し、金の有無で候補者間の差が生じないようにする方が効果的である。

 

報酬制限などよりも、企業からの運動員動員をこそ規制すべきである。運動員にいくら支払うかは自由でいい。優秀な運動員が全て金の高い候補者に行くとは限らない。報酬が少なくとも魅力のある候補者につくことは十分ありうることである。

 

日本ではつまらないことを法律等で規制することで、官僚の裁量権を増やし権力を振るわせたり、無駄に犯罪者を作ることが多い。

 

人通りの無い道路を一旦停止にし、隠れて取り締まるなどはその典型であり、見通しの良い道での不必要に低い速度制限などはその典型である。

 

大部分は違反をしているが、たまたま運悪く見つかった者だけが犯罪者になる。今回の事件もそのたぐいである。

 

日本には官僚の為だけの不必要な規制が多すぎる。