日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

何を根拠に専門家会議は新型コロナウイルスへの感染者は鈍化しているというのか

 東京都は22日、都内で新型コロナウイルスの感染者を新たに132人確認したと発表した。これに対し新型コロナ対策を検討する政府の専門家会議は22日、都の感染者数の増加は鈍化しはじめているとの認識を示した。

 

本当にそうだろうか、4月17日に新規感染者は201人と最大の人数になっているが、その前日の検査数は482人であった。4月21日の検査数はというとわずか167人である。

 

感染者数だけを見れば確かに減少しているが、母数となる検査数は圧倒的に少ないし陽性率ははるかに高くなっている。これをどう見れば感染者は鈍化しているという結論が出せるのだろうか。

 

素人目にも明らかなことが理解できないほど専門家会議のメンバーはバカなのか、そんなことはさすがにないはずである。とすれば、感染者が鈍化しているというメツセージにはそれなりの目的があるはずである。

 

このまま感染者が鈍化すれば予定通り5月7日には緊急事態宣言を解除することができる。

 

うがった見方をすれば、予定通り緊急事態宣言を解除する為に、感染者は鈍化しているという雰囲気を作ろろうとしていると考えられる。

 

オリンピックの為に検査数を絞った日本政府は今度は緊急事態宣言を早く終える為に検査数を絞っているのだろうか。

実態をごまかしてばかりでは、日本は先進国ではもっとも長くコロナ禍に苦しみそうである。