日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

大人食堂に頼らざるをえない非正規雇用の不安定さ

歳末になり各地で年越し大人食堂等無料で食事を提供する事業がはじまった。従来と異なるのはホームレス等の長期失業者だけでなく、コロナ禍で解雇された非正規社員が多く含まれていることである。

 

正規雇用は低賃金であるばかりでなく、簡単に解雇されてしまう爲非常に不安定であり、安定した人生設計を描くことができない。

 

また、低賃金の為貯蓄ができず、今回のコロナ禍のような突発的事件で職を失えば直ぐに生活ができなくなってしまう。

 

2019年時点で非正規雇用者は2165万人いるが、勤労者5400万人の内4割以上が不安定で日々の生活におわれる人生を送っていることになる。

 

SNS等での誹謗中傷に象徴されるようなギスギスした社会になった最大の要因が生活基盤である雇用の不安定さである。

 

不安定な雇用で日々の生活におわれ。結婚もできず将来設計も持てない者が増加した結果、その不満のはけ口を他人への誹謗中傷に求める者が増え、それがネットの匿名性とマッチして他人への攻撃性を隠さず落ちた犬は叩けというように、少しでもミスを犯した者を正義の名の下に徹底的に叩くという醜い事案が後をたたない。

 

安定した住みやすい社会を維持するには国民の生活安定が第一であり、その為には不安定な非正規雇用を排除することが必要である。