日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

アホな官僚組織に政治をまかせていたら日本は浮かばれない

マイナンバーの健康保険としての活用が躓いている。いざ本番となって不備が発覚し利用できないらしい。各省庁のIT化の失敗は枚挙にいとまがない。最近ではコロナ対策でのIT化の遅れが白日の下にさらされ、後進国と比較しても日本のIT化の遅れが明確になった。

 

キャッシュレスや情報公開システムでの遅れも官僚組織がIT化に対応する能力が無いとに起因する。

 

バブル潰しの失敗、人口推移から今日の社会保障危機を予測し事前に対応できなかった無能、経済対策に多額の税金をつぎ込みながら目先の財政に拘り経済浮上に失敗した判断力のなさ等1990年代以降官僚の政策ミスが日本を弱体化させてきた。

 

経産省の肝いりで多額の資金を投じたにもかかわらず失敗した半導体事業や液晶事業なども官僚組織の無能さの一環である。唯一残った自動車産業においてもEV化の遅れでシェアー低下の危機に直面している。

 

原因は官僚組織の人事にある。あいまいな総合力を重視し専門性を重視しない体質が日本の官僚組織を無能化している。IT部門などはその典型であり、キャリア官僚の大部分はIT分野においては素人であり、新しい変化に対応できないだけでなくロクにシステム仕様も提示できない。また、キャリア官僚のほとんどは学校卒業後の実務経験がなく、人事においても特定分野で専門知識を得ることなく移動するので、各種分野での実体験で得られる深い知識がなく、頭デッカチで実態にそぐわない政策を平気で立案し国民に損害を与えている。

 

現在のように変化の大きい社会においては政策当局も最先端分野での本から得た知識だけではなく実際の経験を持つ人材が政策決定をする必要があるが、日本の官僚組織の政策決定者にはそのような人材はなく、専門家会議等のメンバーを集め意見を聞くにしても、そのメンバーは過去の実績のある権威者ばかりであり、最先端で研究や実践をしているメンバーは選ばれない。

 

このような体制では日本の敗北は決定的であり。官僚組織の破壊的改革無しには日本の衰退は止まらない。