2018-04-05 自衛隊にせよ財務省にせよ、情報隠ぺいを許していれば国民主権は形骸化する。 官僚 予想通り、陸上自衛隊でのイラク日報の隠ぺいがあったことが発覚した。隠ぺいした内容そのものはさほど重要なものではないが、問題はそこではない。 大問題なのは自衛隊を統督する防衛大臣に対しても組織ぐるみで隠ぺいしたことである。国民が選挙した国会議員から選ばれた内閣が官僚組織を統括するというのが日本が国民主権国家であることの根幹である。 官僚が大臣の命令を無視し情報隠ぺいしては国民主権は存在しえない。自衛隊の場合はシビリアンコントロールそのものの否定となる。 安倍内閣は特定秘密保護法等を制定し、官僚が合法的に情報隠ぺいできる道具を気前よく提供したが、これは運用次第では国民主権を危機に陥れるものである。 財務省に続き自衛隊と非合法な情報隠ぺいが発覚したが、これに対し厳しい罰則を与えることができるか否かが今後の日本政治を決定する。 戦前、軍の一部の独断専行や暴走に対し厳しい対応ができなかったことが、軍の独走を招いたことは歴史的な事実である。 今回、官僚の情報隠ぺいに対し厳しい処罰を与えなければ、官僚の情報隠ぺいは常態化し。再び国民を軽視した官僚政治が日本を支配することになる。