アベノミクスは効果があったのだろうか。
黒田総裁の金融緩和政策はそれなりの効果があったと思われるが、それ以外のアベノミクスと考えてみてもそれらしいものはあまり印象に残っていない。
女性活用や働き方改革などが強調されているが、それが経済成長に結びついたという実感はない。
さこで、単純に第二次安倍政権が誕生した2012年から結果のでている2017年の間でどの程度日本経済が成長したか数字で見てみよう。
しかし、これだけではアベノミクスの成果を礼賛することはできない、他の先進国と比較してみる必要がある。
この間に同じく名目GDPでアメリカ、イギリスが約20%、ドイツが18%、フランスが8%成長している。これから見ると確かにアベノミクスで日本経済は成長したが、その成長率は他の先進国と比較しても少なく、そんなに声を大にしてアベノミクスの成果を謳うほどではない。