日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

学校を閉鎖し、スボーツ大会を中止しても、疑わしい患者の検査ができないと感染拡大は止まない。

安倍政権は感染拡大防止の為に学校を閉鎖しスポーツ大会を中止し、祭りやコンサート等人の集まる行事の自粛を求めている。さらに遅すぎるきらいはあるが中国や韓国からの入国制限を実施した。

 

しかし、これでは感染拡大は防げない。感染拡大防止には、疑わしい患者については全て検査できる体制を整備することが不可欠である。

 

現在日本の新型コロナウイルス感染者数は360人であるが、専門家の間ではその10倍は患者がいると言われている。検査数が少ないから患者数が実際より少なくでているにすぎない。

 

安倍総理は検査に健康保険を適用するようにしたが、これは検査数の絶対量を増やすこととは無関係である。検査数が少ないのは費用が高くて患者が敬遠しているわけではないからである。

 

検査能力不足及び検査をしたがらない厚労省地方自治体の意向によるものである。昨日ワイドショーでコメンテイターの一人が言っていたが、彼の友人の地方公務員は「うちの市では全て検査を断っているから絶対に患者数は増えない。」と断言していたらしい。

一方国民の多くは概ねこの数字を信じており、たかが360人程度の患者数の割には学校閉鎖やコンサート等の自粛はやりすぎだと感じている。

 

症状があっても、検査ができない為、新型コロナウイルスに感染している自覚のない元気な患者は平気で街中に出ていく。一方で多くの国民がマスクをかける程度の注意はしても、たいして流行していないと人込みの中に出ていく。

 

その結果感染は拡大し続ける。検査体制を拡充せず、役所の意向で公表される患者数が少なく抑えられる限り、感染はどんどん拡大し、いずれ隠しきれなくなって爆発することになるだろう。

 

安倍総理が今すべきことは、新法を作って国民の行動を制限することではなく、民間をフル活用し検査体制を拡充することである。