日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

国民の命が刻々と失われる危機に直面しても消毒液の輸入に1年以上かかる日本という平和ボケ国家

孫正義氏が消毒薬の確保を断念したらしい。新型コロナウイルスの蔓延で世界ではマスクや消毒液の取り合いになっている。

 

孫氏が厳しい競争の中で消毒液を確保しても日本では輸入許可がおりるまでに1年以上も期間を要することになり、結局外国にとられてしまう。

 

日本で消毒液を輸入しようとするとどんな手続きが必要かというと。
製品化した殺菌消毒液は医薬部外品または医薬品となり、輸入する場合、通常の輸入通関手続きに加え、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」通称「薬機法」の規制を受ける。


薬機法では、医薬品・医薬部外品を輸入販売するためには、それぞれの種類に応じた・製造販売業許可・製造業許可を取得しなければならない。海外の製造所についても・外国製造業者認定が必要となり、製造販売業者は、品目ごとの製造販売承認の取得が必要となる。


これらの許可、承認等をそれぞれ指定の申請先から取得したのち、輸入手続きに入り、輸入通関の都度、税関に外国製造業者認定証の写しと輸入する品目の製造販売承認書、製造販売届書のいずれかの写しを提示する必要がある。


非常時にこんなことをしていては必要な物資の確保はできない。


日本というこの平和ボケ国家は非常時にも平時のシステムを絶対視する傾向があり、平時のルールを順守することは人命よりはるかな重要という風潮がある。
非常時には平時のシステムを無ししてでも国家と国民の安全の為に効率的に機能する仕組みが必要である。