世界の覇権を争う米中二国でデモが止まらない。香港では中国の抑圧に対抗し自由を守る為のデモが絶望的な戦いを続けている。
一方アメリカでは警官による黒人青年殺害に抗議する人種差別反対デモが吹き荒れている。過去何度も同様な事件が発生し、その都度抗議デモがおこったが一向に改善されない。
中国の脅威が日本に迫る現在、日本としてはアメリカに依存せざるをえないが、この国は理想の国家にはほど遠い。
アメリカの人種差別体質は黒人に対するものだけではなく日本人を含むアジア人にも向けられている。沖縄における米兵の犯罪とその後の処理を見れば、明らかに日本人の人権はアメリカ軍当局により軽視され、日本政府によりそれは容認されていることがわかる。
世界の覇権を争う米中両国はどちらも人類の理想とはほど遠く、どちらが多少マシかというレベルの差にすぎない。
日本と日本人が自らの権利を守る為には、アメリカに依存せざるをえないとしても、自主的な権利を主張できるだけの力を持たなければならない。
全てを相手に依存いれば、日本と日本人の権利は簡単に無視されてしまう。