今までも映画などでは多く感染症との闘いを内容とする映画がつくられてきた。しかし、今回のコロナ禍のようなタイプの映画はなかったように思う。
感染症をテーマとした映画では、病気との闘いがクローズアップされ、感染がいかにして始まり、拡大し、それに対しどのように戦いそれを克服していくかがテーマであった。
ところが、今回のコロナ禍の場合、ウイルスとの闘いに加え経済をいかに維持するかということに重点がおかれている。このような内容の映画はなかったように思う。
その結果、感染予防と経済の間で右往左往し、コロナ対策は迷走している。もし仮に新型コロナが人工的に生成されたとすれば、絶妙のバランスであり、単に死亡率の高いだけのウイルスより相手に与えるダメージは大きいかもしれない。