日本製鉄によるUSスティール買収はバイデン大統領の反対によって失敗に終わりそうである。日本製鉄にとっては多額の違約金支払いが生じ踏んだり蹴ったりと言える。経営陣の判断ミスである。
実際のところ日本が攻撃された時にアメリカが自らが核戦争に巻き込まれることを覚悟して日本の敵国と戦争状態に入るかというと疑問である。
結局のところ、日本に降りかかった禍は日本自らが対応せざるをえない。日本の対米外交は日米地位協定に象徴されるような対米従属姿勢が明確である。
アメリカが既に世界の警察を止め、自国第一主義を掲げ他国の防衛の為に血を流すことを嫌うようになった今、自分の国は自分で守るしかなく、それができるなら対アメリカにおいても自国の利益を犠牲にして妥協するのではなく、自国の利益を優先した外交を実施すべきである。
できるだけ早く憲法を改正し、フリーハンドを得たうえで自国の防衛戦略を見直し、対米依存を低下させるべきである。