しかし、現実は大幅な賃上げは一部大企業に限定されており、多くの中小企業では物価上昇に見合う賃上げは実現していない。さらに賃金が上がればあがるだけ税金や社会保障負担が増加して可処分所得は賃金ほど増えていない。
マクロ経済スライドを廃止し、年金も賃上げに比例するだけ増加するようにすれば、人口の3割を占める年金生活者の消費も拡大されるだけでなく、将来的に年金が年々減少するという不安を払拭できれば、2000万円程度保有されているとされる高齢者の貯蓄の一部も消費に回すことができ、個人消費拡大のペースは今よりはるかに増加する。