努力すれば報われるという考え方は意識するかしないかにかかわらず多くの日本人の心に埋め込まれている迷信である。
その結果、人生に苦しむ人々を見る目は冷たくなる。これは特に氷河期世代の中の成功者に顕著にみられる。努力すれば報われる、だから現在報われない境遇にある人は努力しなかったに違いないというのである。
この考え方は自己責任論へと直結する。自己責任論とは、個人の行動や選択の結果に対し、その責任をすべて本人が負うべきだとする考え方である。そして、この考え方は弱者切り捨てに直結する。この傾向は40代から50代の就職氷河期世代の中の成功者に顕著である。
彼ら成功者が同世代のうまくいっていない者を見る目はは冷たい。日本では近年自己責任を追及する傾向が強い。
しかし、成功には努力以外の様々な要因があり、誰でも努力さえすれば成功できるわけではない。自らの適性を把握することも重要である。人間には向き不向きがある。むいていないことに時間をかけ努力することは無駄である。
早い時期に適性を把握することはより良い人生をおくる為に必要であり、子供が適正を見つける機会を与えることは親が子にできるプレゼントである。