維新の会を象徴するのは「痛みを伴う改革」という主張である。改革を行う為には国民も痛みを甘受しなければならないというのである。
しかし、当然氷河期世代の中でも成功者は存在する。彼らの視点からすれば、未だに苦しい生活を送っている者は怠け者であり努力を怠たったにすぎない。ちゃんと努力さえすれば成功者になることができる。
今の社会は彼らを甘やかしている。甘やかさずもっと厳しく痛みを伴っても改革を実施すべきだというのが、氷河期世代の成功者の党である維新の会の根本的な思想である。
彼らの社会的弱者への視線は冷たい。彼らの考えでは社会的弱者は自助努力を怠った結果であり、今の苦境は自業自得にすぎないからである。痛みの伴う改革とは政府が弱者に使う税金を減らし、弱者自らが対応すべきという考えにつながる。
彼らのいわゆる医療改革でも社会的弱者に大きな負担を伴うものにならないか危惧せざるをえない。