政治、政治家についての風刺やブラックなジョーク、あるいはシリアスな批判は、アメリカのカルチャーの中にずっと存在してきた。
だが、トランプは最初から自分を批判する相手を嫌い、「フェイクニュース」と攻撃してきた。それは異例だったが、第2次政権の今、メディアはそんな彼をネタにするのではなく、恐れて迎合するようになってしまったのである。
オバマ元大統領は、Facebookに、「キャンセルカルチャーについて何年も不満を言った後、現在の政権は、自分にとって好ましくないことを言うレポーター、コメンテーターをクビにしないメディアに制裁を加えるという、危険な領域に足を踏み入れた。これこそまさに、言論の自由が防ごうとしてきたこと。メディア各社は、屈服するのでなく、立ち上がるべきだ」と投稿した。
しかし、権力者トランプに対する迎合は終わりそうもない。トランプはメディア対策として連邦通信委員会(FCC)の会長にトランプ支持者であるブレンダン・カーを据えており、メディア各社はFCC会長の顔色を窺いトランプ批判を抑制している。