17、18日実施の大学入学共通テストを、対話型生成人工知能(AI)チャットGPTの最新モデルに解かせると、9科目で満点を取ったことが20日、AIベンチャーのライフプロンプト(東京)の分析で分かった。解答した15科目の得点率は97%だった。
文系で国内最難関とされる東大文科1類の受験生の多くが選択する科目に絞っても、AIの得点率は97%で高水準だった。大手予備校の河合塾は、合格する可能性が50%になるボーダーラインの得点率が89%と昨年11月に予想しており、この水準を大きく上回った。
ライフプロンプトは2024年から毎年AIに共通テストを解かせている。東大文科1類科目の24年の得点率は66%、25年は91%だった。
AIの進歩は目覚ましく共通テストのような項目では人間はAIには及ばない。灯台のような大学が人間のエリートを育てることを目的とするなら、その選考テストはAIで代行できないような能力でなければならない。AIができることはAIにまかせばすむからである。
AIと共存する未来を考えれば、AIよりも人間がしのぐ有用な能力についてテストすべきである。