ロシアからの天然ガス削減でドイツの電力事情のもろさが明らかになった。元々ドイツは自然エネルギー重視と言いながらフランスの原子力発電に少なからぬ部分を依存していたが、今回のドイツによる天然ガス削減は致命的であり、自然エネルギーだけでは電力を賄えないことが白日の下にさらされた。
自然エネルギーを重視し石炭火力発電を敵視していたヨーロッパ諸国も石炭火力発電への依存を高めざるをえなくなっている。
最も合理的で効率的な方法は最新の省エネで排ガスの少ない石炭火力発電所を新設することである。これに反対する者は自主的に一日3時間程度の停電を受け入れるべきである。