日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

ロシアのウクライナ侵略でもろくも崩れた自然エネルギー幻想

欧米の自然エネルギー信仰が揺らいでいる。特に突出して自然エネルギーに舵を切っていたドイツが大きな影響を受けている。

 

ロシアからの天然ガス削減でドイツの電力事情のもろさが明らかになった。元々ドイツは自然エネルギー重視と言いながらフランスの原子力発電に少なからぬ部分を依存していたが、今回のドイツによる天然ガス削減は致命的であり、自然エネルギーだけでは電力を賄えないことが白日の下にさらされた。

 

自然エネルギーを重視し石炭火力発電を敵視していたヨーロッパ諸国も石炭火力発電への依存を高めざるをえなくなっている。

 

日本も同様である。サハリン2から締め出され天然ガスが手に入らなくなれば、古い石炭火力発電に頼らざるをえない。不安定な自然エネルギーでは日本の電力は賄えない。

 

最も合理的で効率的な方法は最新の省エネで排ガスの少ない石炭火力発電所を新設することである。これに反対する者は自主的に一日3時間程度の停電を受け入れるべきである。

 

それができないなら、石炭火力発電所の新設に反対すべきではない。40年ものの古い火力発電所原発を動かすよりは最新技術の石炭火力発電所を作る方が余程安全である。