最近いろんな媒体で「みんなで大家さん」の広告を見かけることがおおくなった。「みんなで大家さん」については以前から知っていたが、当時は今ほど積極的な広告は行われていなかった。
最近急に広告が増えたように感じているのは私の気のせいだろうか。
「みんなで大家さん」は不動産特定共同事業に基づいた不動産投資商品で、元本保証と年利7%をうたっており、低金利の現在においては比較になるもののない高利回りである。
類似の商品としてはリートがあるが、リートは元本変動が大きい上に利回り7%を超えるものは無く、文字通りとすれば「みんなで大家さん」の方が圧倒的にすぐれた商品と言える。
しかし、私は「みんなで大家さん」を買うという気にはならなかった。不動産は価格変動するものであり元本保証ということになれば主催企業がリスクを背負うことになるが、その企業の信用力がリート企業以上にあるとは思えなかったことと、優良物件を保有するリート以上の分配金をだせる合理的な理由を見いだせなかったからである。
いずれにせよ、元本保証と7%の分配金が事実であれば、現存する金融商品の中でも最も優位性を持つ商品であり、本来宣伝広告に金をかけなくても十分に集客できる商品である。
それが何故近年広告を増やしているのか、やや疑問が残る昨今である。