日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

コンパクトシテイを進めるなら、同時に遊休地の有効活用も考える必要がある。

日本の人口減への対応としてまちのコンパクト化を推奨する意見が増加している。
地方都市では空洞化がすすみ

・高齢社会において日常の買い物や通院のために自分で車を運転しなければ用を足せないまちは、暮らしにくい。

・人口減少が進んでいくなかでは、薄く広く拡散したまちの公共施設やインフラを、すべて維持することは財政的に困難

中心市街地が空洞化してその価値が下がると、固定資産税収が維持できず、財政に悪影響が及ぶ

等々の問題点が指摘され、これらの解決手段としてコンパクトシティ構想が語られることが多い。

それ自体は別に反対すべきものではないのだが、一つ決定的に気になる点がある。

それは、コンパント化した後残った土地をどう活用するのか、という視点が無いことである。
人間はコンパクシティの中に納まり、残りの土地は放置し動物に任せるというのであれば、この構想には賛成できない。

日本は今中国や韓国、ロシアとの間に領土問題を抱え、日本領土の返還を迫っているが、既に自分の手中にある国土を有効活用できず、動物に任せているのでは領土返還の要求に説得力はない。

日本は元々過剰な人口と狭い領土という悪条件を解消するとして海外への侵略による領土確保を図った歴史がある。

現在の日本の人口は減少傾向にあるとはいえ、その当時の人口を大きく上回っている。それにも拘わらず国土の有効活用を放棄したかのような現在のコンパクトシティ構想は容認できない。

住環境の改善という見地から見ればコンパクトシテイは理にかなっている。それに加え残された国土の有効活用を組み合わせて初めてコンパクトシティ構想は日本の為になる現実的な構想となりうることを忘れてはならない。