この原因は介護保険制度が始まった00年度と比べて、介護保険料が2倍近くに上がったことにある。介護保険料は2000年度は全国平均で月額2911円だったのが、2021年度は6014円になった。コロナ禍もあり、低い年金額の高齢者らは、さらに介護保険料の支払いが難しくなることが想定される。
大阪市の例でみると、65歳以上の男性の厚生年金平均受給額月166千円で介護保険料だけで8900円もとられることになる。これに国民健康保険が加わるのだから、病気にでもなればたちどころに介護保険料が支払えなくなっても不思議はない。
これが国民年金生活者であれば、何時払えなくなっも不思議はない。