2022-02-25 ロシアに対するアメリカの姿勢を見る限り、台湾も守れそうもない ロシアに対しアメリカやNATOは最初から軍事オプションを否定していたため、ロシアは安心してウクライナ侵略を実施することができた。 現在のところアメリカの経済制裁はSWIFTからのロシア排除等のロシアに致命的なダメージを与える制裁になっていない。 このままでは台湾も危険である。NATOやアメリカとウクライナとの間には防衛に関する条約が無いことを軍事行動を発動しない理由としているが、台湾との間にも明確な防衛義務はない。 アメリカと台湾の間には台湾関係法があるが、この法律はアメリカによる台湾防衛を保障するものではなく、あいまいであり、中国が台湾侵略を開始してもアメリカが軍事オプションを選択するか否かはわからない。 このままロシアが計画通りウクライナの解体に成功し、経済制裁で致命的なダメージをうけずに済めば、中国が台湾侵略を実行にうつす可能性は高い。 核戦争のリスクを冒してまで台湾を防衛することにアメリカ国内の賛同を得る可能性は決して高くない。アメリカが動かなければ日本にできることはなく、尖閣列島もおのずと中国に支配されることになる。