日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

野党として期待されるのは立憲民主党ではなく維新

今回の補欠選挙では自民党が4勝し自民党内では勝利と評価し早期の衆議院解散を目指す意見が見られる。しかし、勝利した選挙区でも僅差であり、和歌山で維新に敗北したことから必ずしも自民党の支持率が増加したとは言えない。

 

間違いなく言えるのは立憲民主党は支持を得られなかったということである。野党内では維新の躍進と立憲の低迷傾向が明白になった。

 

この理由は簡単である。立憲民主党に対しては国民は何も期待していないのに対し、維新には何かしてくれるという期待があるからである。

 

立憲民主党は所詮民主党が名前を変えただけの政党であるというのが大方の認識である。未だに記憶に新しい民主党政権の失政が立憲民主党と密接に結びついている。

 

立憲民主党が過去の民主党と一線を画すには、過去の失敗を総括して立憲民主党ではそのような失敗をしない、ということを国民に納得させることが必要であるが、いまだに過去の民主党政権の失敗を総括していない。

 

さらに、テレビ放送される国会中継を見ていても立憲民主党議員の質問内容や姿勢は過去民主党時と何も変わっていない。これでは国民の期待を得ることはできない。

 

一方維新については、大阪での実績が支持を受けている。知事と市長を維新が握った後も維新の支持率が増加していることかそれを裏付けている。維新政治は大阪府民の指示を得、そのことが近畿全体に維新勢力が拡大する原動力になっている。

 

大阪でそれだけ成功しているのだから、維新に任せれば何とか政治を変えてくれるだろうという期待がうまれている。

 

和歌山の候補者は全く無名であり、和歌山市民の多くが候補者の人となりを知らなかったし、政治家としての実績も何もなかったが、維新の候補というだけで当選したのである。

 

国民が期待感を抱ける政党にならないかぎり、立憲民主党に未来は無い。