日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

40代独身非正規社員の女性を待つ老後地獄

40代女性の未婚率は約20%であり、40代未婚女性の35%が非正規として働いている。40代は団塊ジュニアでもあるので、数が多いことから過酷な受験戦争を経験したが、社会に出る頃にバブルが崩壊、長い就職氷河期が始まり、多くの同世代が正社員になれず、フリーターや派遣という非正規人生を歩んでいる者が多い。

 

最低賃金ギリギリの生活をしている人も多くいる。時給は20歳の頃と変わらないどころか、体力の低下・加齢による条件の低下などで下がっているケースもある。

 

40~44歳の非正規雇用の平均月収は約21万円で、男性が約24万円、女性が約20万円。これでは男性も女性もなかなか結婚をして、子どもを育てられる状況ではなく、一人暮らしをすると家賃を支払うのもままならない。このまま老後を迎えるととうなるかと言うと、65歳までの43年間の平均月給が20万円としたら65歳からは月額約11万2000円の年金になってしまいますこれでは生活を維持することはできず生活保護以下の生活になる。


しかし、生活保護を得ようとしても、現在でも行政は様々な理屈をつけて生活保護を拒否しているが、20年後には生活保護該当者が大幅に増加する為、生活保護制度が維持できなくなることは確実であり、国の財政状況によっては貧困高齢女性の棄民がおこることは避けられないだろう。


あちこちで高齢貧困女性の孤独死が発生する暗い未来を避けるには、日本経済の成長と非正規社員制度の廃止が不可欠だろう