日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

不必要な規制が日本経済発展の最大の障害

欧米の新技術を導入し、それを改善しより安く効率的に生産するという日本の得意パターンは新興国の台頭により通用しなくなっている。

日本が復活するには欧米や中韓に伍して新しい産業で勝負する必要がある。その時に障害となるのが官僚組織による規制の存在である。現在の日本のような規制社会では新しい産業の芽も企業家の芽も潰されてしまう。

政治家は規制緩和を口にするが、実際は様々な理由をつけ規制が強化されてきたのが日本の現状である。

官僚にとっては規制を強化することは権限と利権の強化に繋がりメリットがあるが、規制を緩和することは国民や産業にメリットがあるとしても役所にはデメリットしかない。規制緩和で何らかのトラブルが発生すれば、役所が責められ規制緩和を実施した官僚のマイナスになる。

減点法で評価される日本の官僚にとって、規制緩和に対する誘因は存在しない。審議会制度や委員会制度がそんな官僚の責任逃れ体質の免罪符になっている。

日本経済が復興することは政治家が余程の覚悟で官僚の抵抗を排除し規制緩和を強行していかない限り難しい。

 

その為にも政治家が官僚の人事権を握ることは不可欠である。政治家への忖度による弊害よりも、官僚の独善的な省益第一主義の政策の方がはるかに害が大きいからである