国民個々の幸せという点から見れば、独裁政権や宗教国家より自由や平等、個人の権利を重視する西洋型の民主主義の方がよいことは明らかである。
しかし、多くの後進国では依然として西洋型の民主主義は定着してない。多くの後進国でも一応選挙制度を採用している国は多いが、その実態は民主主義や自由主義とは程遠いものである。確かに多くの国で首都周辺の大都会では自由主義や民主主義が見られるが、地方においては依然として前時代的な封建的社会のままである。
現在のように政権に支援金を交付しているだけでは自由平等・人権重視の西洋的価値観はは世界の主流とはなりえない。