日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

土地放棄を支援するという時代にあった商売

たまたまネットサーフをしていたら土地放棄サポートセンターというホームページを見つけた。ここでは不要な土地の所有権移転を金を支払うことでできるらしい。

 

この会社の事業内容が書かれている通りなのか否かは知らないが、もし書かれている通りだとすれば正にタイムリーで多くの困っている人からは望まれていたビジネスだろう。

 

古い壊れかけの家や遠方の田舎に存在する土地や山林を相続することになり始末に困っている者は少なくない。

 

固定資産税がかかる上に、草が生えれば近所から苦情がでる。また、家が壊れたりがけ崩れで被害がでれば損害賠償責任が生じることもある。

 

こんな負動産が日本全国で増えている。物納しようとしても国が受け取らない。利用もできないのに固定資産税や草刈り等の維持費に費用がかかり、さらに災害に怯え続ける。

 

打つ手なしだったのだが、このようなサービスが利用できるなら金を支払ってでも処分したいと考える者は少なくないだろう。

 

この会社がこうして集まった負動産をどうするのかは不明である。本来放棄不動産の有効活用は国の役割であり、国が対応するのがもっと良いのだが、今のところ国にはその気はない。土地放棄サポートセンターが合法的に運用され、しかも継続可能なビジネスプランをもっていることを期待したい。