新型コロナウイルスの蔓延防止策として安倍首相が学校休校の要請を出した。厚労省やその意を受けた保健所が厳しい基準を設け検査を渋っている為、患者数こそ少ないが実態は既に市中に広がっていると考えるのが妥当である。
この措置に関し、テレビのワイドショー等では共稼ぎ家庭やシングルマザーの家庭はどうするのだ、その対策が無いと批判する意見が多く見られる。
この意見は無視してもいい。共稼ぎ家庭やシングルマザーの家庭も夏休みや春休みの時は子供は家にいる。この時に対応できているなら今回の臨時休校にも対応できるはずである。今回のウイルス蔓延を防止することは共稼ぎ家庭やシングルマザー家庭が多少不便を感じるよりは重要である。
いずれにせよ政府の対策が後手に回っていることは間違いない。来週になり健康保険で検査ができるようになり検査数が増えれば患者数は劇的に増加することが予想される。その時経済的なダメージをどの程度和らげることができるのか、政府の腕のみせどころだが、あまり期待できないかもしれない。