日本学術会議法17条2項は日本学術会議の会員は同会議の推薦に基づいて内閣総理大臣が任命すると定めているが、従来は日本学術会議が推薦したら自動的に任命することが慣例となっいた。しかし、安倍内閣の下で解釈が変更され菅総理がそれを実行にうつしたものである。
安倍内閣が歴代内閣と異なった点は、憲法解釈を始め従来と異なる解釈変更を行い、憲法や法律条文を変えることなく、運用を変えたことである。菅内閣もこの安倍路線を継承するようだが、これは非常に危険なことである。
政府が勝手に解釈を変更し国民がそれを容認していれば、やがて国民主権そのものが失われることになる。