日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

核大国だったウクライナは欧米に騙され核を放棄した結果ロシアの侵略を招いた

ソ連崩壊後独立したウクライナは約5000発もの核兵器を持つ世界3位の核大国であった。チェルノブイリ原子力発電所事故の経験もあり核に対し否定的であったウクライナに対し各国は非核化を求めた。米英露に加え仏中国も核兵器を放棄すれば、我々が安全を保障すると請け負った。

 

しかし、約束した当事者のロシアは2014年にクリミア半島を一方的に編入し、今年2月には全面的に侵略を開始し、中国はそれを批判せず、米英仏の三国は批判と経済制裁は実施したもののロシアに対しウクライナの安全を守るための軍事的行動は何一つとろうとはしない。

 

これは一つの教訓である。北朝鮮が核を放棄しないのは国策としては正しい判断であり、もし米国となんらかの約束をし実際に核を放棄したとすれば、数年以内に何らかの口実で攻撃されるだろう。

 

日本も日米安保条約があるからと安心しているといずれ痛い目に合うことになる。米国が日本の為に自国民を危険にさらしてまで戦争を選択するとは限らない。国際社会では自国の国益が全てである。

 

不可侵条約を無視して日本に宣戦布告した旧ソ連が例外というわけではない。国益と比較すれば条約などはただの紙切れであり何時でも反故にできる。

 

自国の安全は自国で守るしかない。ウクライナがまがりなりにも欧米各国の支持を得られているのは、自国の力で抵抗できているからである。