北朝鮮の金一族は伝統的に外交上手である。アメリカとの綱渡り外交を有利に導く為に常に最前のタイミングで韓国カードを切ってくる。
今回の平昌オリンピックでの微笑外交などはその典型である。北朝鮮の演出による南北友好ムードと文大統領の宥和政策により、韓国の一部にはこのまま有効関係が続いて南北統一に繋がるかのような幻想を抱いている者もいるようだが、そんなことはありえない。
統一する為には韓国国民が金一族の支配を容認するか、北朝鮮側が金一族の独裁を止め選挙で指導者を選出する必要があるが、どちらも大きな体制変化を伴い。
歴史的に見て、大きな体制変化が話し合いで実現できた例はなく、必ず流血の争いを伴う。