大方の予想は今回は据え置きされるというものである。日銀が金利引き上げを実施したのは物価上昇と円安の進行であった。
これを受けてマスコミや一部の評論家やこれに踊らされた政治家が、このままでは1ドルが200円を超え物価情緒で大変なことになるとか、極端な論者が円は紙くずになるとか騒いだ結果によるものであった。
しかし、一時期は160円を超えたドル相場も今では140円台まで下がっており、物価も以前よりは落ち着いており客観的に見る限り金利を上げる理由はない。
しかし、日銀の体質を考えると金利を引き上げる可能性は否定できない。過去の日銀の失敗を見てみると、金融の正常化というキーワードが失敗の原因として浮かぶ。