日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

トランプはクルドを見捨てたが、日本もまた見捨てられることになる

トランプ米大統領が米軍のシリア撤退を発表して1カ月。友軍的存在だったクルド人武装勢力を米軍が事実上見捨てたことで、同盟国には衝撃が広がる。

 

兵士を故郷に返すというのがトランプ大統領大義名分である。しかし、彼にはもう一つの公約かある。アメリカは世界の警察を放棄するというものである。

 

アメリカには孤立主義の伝統があり、トランプのアメリカ第一主義はこれに連なるものである。アメリカが世界の覇権国としての地位にこだわらなくなれば、危険を冒してまで中国や北朝鮮と対立して日本を守る必然性はなくなる。

 

日本がクルド人と同様に見捨てられる可能性は否定できない。そうならなくても思いやり予算の大幅な引き上げは避けられない。

 

日本は防衛戦略を見直すべき時期にきている。現在の日本の防衛戦略はアメリカ軍の存在を前提としたものであり、自衛隊単独では北朝鮮にも対抗できない。

 

憲法を改正し、日本単独で戦争できる能力を持つようにしない限りアメリカ撤退後の日本の安全は担保されない。

 

日本が攻撃能力を持ち、敵国からの攻撃に対しては十分反撃でき、結果的に日本と戦争しても得られるより失う方が大きいと考えさせるだけの装備が必要である。

 

現在の自衛隊は攻撃能力を持たない為、敵国はリスクを感じることなくミサイルを使って遠隔攻撃を実施でき、日本が抵抗力を失った段階で空軍や海軍を動かせばいい。

 

莫大な税金を使い戦争できない軍隊を増強するのではなく憲法を改正し、北朝鮮のように、コンパクトだが十分戦争できる軍隊に改組すべきである。