実際、中国政府は表立って日本との対立を深めるような政策はとっていない。しかし、水面下では反日の動きが広がっている。
愛国教育が進められる中で反日教育が実施され、中国の若者層の間でも反日的な考え方が醸成されている。京都の街並みを模したアーケード「盛唐・小京都」が、わずか1週間で休業に追い込まれたのは記憶に新しい。ここには日本からも物産店や小売店が出店していたが、大損害を蒙った。
これは日本企業にとっても無視できない変化である。今後中国が台湾に強行な姿勢を継続すれば、アメリカとの関係においても日本は中国に厳しい姿勢を示さざるをえない。