濃厚接触者が全国で増加していることから、この文部省の対応を受け、受験生の間に不安が広がっている。
しかし、文科省の対応にはあきれるしかない。
オミクロン株の感染者の濃厚接触者については、宿泊施設での14日間の待機が求められていることから、受験生についても同様の対応をするのが公平という見地から受験をさせないというのである。
そこには受験生の将来に寄り添うような発想は微塵もない。そこにあるのは表面的な公平を維持することで批判をさける責任逃れだけである。
日本が30年以上も停滞してきたのは、このような杓子定規で組織防衛ばかり考えている官僚に政治を任せてきたからである。