日本の国はここがおかしい

将来の希望を失いつつある日本、国民が安心して生活できる国になるにはどうすればいいか

防衛費を増やす為に増税する前に中身を見直すべき

防衛費をGDP費2%に増額すべきという意見が勢いをましている。一方で財源論はあいまいにされているが政府内部では増税で賄うという方針が出ている。

 

東北大震災後の現在も続いている増税のように、防衛の為の増税をしようというのである。

 

国防も大切だが、30年間の貧困化で苦しむ国民の多くにとっては、国の防衛以前に生活防衛の方を重視してもらいたいというのが本音である。経済も国民生活もガタガタで将来を担う子供も生まれない国では防衛する価値もない。

 

そもそも現在でも日本は世界第5位の防衛大国である。憲法で武器保有や戦争を禁じているにもかかわらずである。さらに日米安保条約で日本の防衛はアメリカに依存し多額の思いやり予算を支払い基地を提供している。

 

防衛費を増やす前に防衛戦略と武器調達を見直す必要がある。中国やロシアの脅威から国を守る為に防衛費を増やすというのなら核武装は不可欠である。

 

核攻撃能力を持つ気が無いのなら、防衛費を倍にしても日本の防衛はできない。どんなに通常兵器を充実しても核で脅されれば屈服するしかない。

 

核を保有して初めて単独で国を守る能力を持つことができ、アメリカとの関係を普通の国同士の台頭の関係にすることができる。

 

アメリカの核による攻撃能力に依存して中国やロシアの脅威に対抗するというのなら、これ以上防衛費を増やす必要はない。敵基地攻撃能力をもったところで核の脅威があれば使用できない。むしろアメリカにおんぶにだっこでいるべきである。

 

防衛費を増やしてもアメリカのATMとして利用されるだけであり、独立国として自国の安全を守れる国にはなれない。