国防も大切だが、30年間の貧困化で苦しむ国民の多くにとっては、国の防衛以前に生活防衛の方を重視してもらいたいというのが本音である。経済も国民生活もガタガタで将来を担う子供も生まれない国では防衛する価値もない。
防衛費を増やす前に防衛戦略と武器調達を見直す必要がある。中国やロシアの脅威から国を守る為に防衛費を増やすというのなら核武装は不可欠である。
核攻撃能力を持つ気が無いのなら、防衛費を倍にしても日本の防衛はできない。どんなに通常兵器を充実しても核で脅されれば屈服するしかない。
アメリカの核による攻撃能力に依存して中国やロシアの脅威に対抗するというのなら、これ以上防衛費を増やす必要はない。敵基地攻撃能力をもったところで核の脅威があれば使用できない。むしろアメリカにおんぶにだっこでいるべきである。
防衛費を増やしてもアメリカのATMとして利用されるだけであり、独立国として自国の安全を守れる国にはなれない。